対振り箱入り娘急戦のすゝめ
少し前までは対振りといえば居飛車穴熊一辺倒でした。(ここでいう振り飛車は、今回は角道を止めるオーソオックスなものを想定してください。)
それがここ1年ガラッとで変わったように思えます。普通に居飛穴VS振り飛車銀冠でもいい勝負といのが最近の風潮です。(ホントかよ?と思う方は西田四段や井出四段あたりの棋譜を洗ってみるといいと思います。)
更に将棋ソフト・elmoが好んで使用するエルモ急戦も非常に有力だと認識されています。対藤井システム用の囲いとして考えられていたミレニアムの復活もあり、対振りには自分の棋風にあったものを採用するのが一番いいにではないでしょうか。
ぼくも時代の流れに乗ってエルモ急戦を試してみたんですが勝率があまりに悪いのでやめました。船囲いでの古典的な急戦策と同じで、囲いに発展性が無いので攻めたらそのままエルモ囲い特有の低い陣形で一手差で勝ち切る! っていうのがどうも上手くいかないんですね。というわけで最近多用しているのが箱入り娘急戦です。
この作戦の優秀なところはほかの急戦策と比較したとき玉の発展性が高いという点です。相手が局面を収めに来た時、攻め急ぐ必要がなく陣形整備を行えるというのは非常に実践的です。具体的な手順については次回から詳しく見ていきます(多分次回はない)(モチベがない)(ただのクソ記事でした)